ブランドコンセプトと付加価値の付け方

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ブランドコンセプトと付加価値の付け方

ネーミング、キャッチコピー、パッケージ

ブランドを構成するのは次の五つの要素です。

 

ブランドコンセプトと付加価値の付け方

 

ネーミング

ネーミングは、ブランドを押し出すうえで欠かせない要素です。ブランディングのために必須で、コンセプトや特徴が伝わりやすいものが良いでしょう。ブランディングが成功したため、会社名を変更した企業も多く存在します。

 

キャッチコピー

キャッチコピーは、ネーミングを補足して人々の関心を引く役割があります。商品の魅力を印象的、かつ買うとメリットがあることを示す言葉でなければなりません。自動車メーカーであるBMWの「駆け抜ける喜び」は代表的な例です。

 

パッケージデザイン

パッケージデザインは、その商品やメーカーのイメージを如実に表します。目に入る情報が脳への9割を印象付けると言われるため、商品のパッケージングは非常に重要です。

 

ロゴマーク、コンセプト

ロゴマーク

ロゴマークは、パッケージよりも全体的なイメージに貢献します。的確に表現されたロゴマークは消費者の購買意欲を刺激し、なおかつブランドイメージを植え付けることができます。ウィンドウズやアップル、トヨタなどは、ロゴマークにより世界中に製品や品質をイメージづけることに成功しています。

 

コンセプト

コンセプトは、これらの要素を世間に打ち出すうえで最も重要です。ブランドのコンセプトを決めるのは、どのような商品を販売したいか、商品そのもののコンセプトです。

 

何を目的・狙いとしてその商品を製造するかが決まれば、それらの商品を軸にどのようなブランドを構築するかが見えてきます。あるいはブランドのイメージに合う商品を考案することもあるでしょう。

 

いずれにしても、そのブランドの名のもとにどのような商品ラインナップを展開するかがコンセプトということになります。

 

ブランドアイデンティティー

ブランドにはアイデンティティーが必要です。ブランドのコンセプトやキャッチコピーとも似ていますが、ブランドアイデンティティーは社員に向けたメッセージという側面も持ち合わせています

 

単なる優れた商品づくりよりも、「世界を変える」というブランドアイデンティティーがあると、なぜその努力を行っているか、何に向けてエネルギーを注いでいるかがはっきり社員にも世間にも明らかになります。

 

例えばアップルの創業者、故スティーブ・ジョブズは優秀な社員を他社から引く抜く際に「世界を変えたくないか」との言葉を投げかけたと言われています。単なるコンピューター作りだけでなくそれを世界の変革と結びつけているのがブランドアイデンティティーです。

 

これに則って企業活動することがブランドに付加価値を与えます

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