マネキンのコーディネートセットの作り方

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マネキンのコーディネートセットの作り方

ストーリーを作る

コーデをセットしたマネキンは、アパレル販売店で一二を争う重要なアイテムです。マネキンの持つ影響力はすさまじく、“マネキン買い”なる言葉があるほど購買意欲に影響します

 

マネキンのコーディネートセットの作り方

 

そんなコーデを考える際に重要なのは、マネキンで表す目的です。単におしゃれなファッションを着せるだけでもそれなりの効果はありますが、マネキンのファッションが何らかのストーリーや明確なコンセプトを持っている方が、はるかに高い請求力を発揮します

 

例えば夏のシーンでマネキンを展示する場合、単にセンスの良いシャツとハーフパンツを組み合わせるよりも、「どこに出かけるか」「どのシャツ(あるいは他のどのアイテムでも)をメインにコーデを組んでいるか」がはっきりわかると、それを見たお客様は「こんなのが欲しい」「こういうものを探していた」という風に感じるようになります。

 

そういったストーリー性はマネキンのコーデをフル活用するうえで非常に重要です。

 

具体性を感じさせることが重要

お客様がマネキンを見るのは長くて10秒と言われています。なぜならマネキンのコーデは提案であり、アイデアとして参考にするともうそのマネキンのコーデは目的を果たしたことになるからです。

 

そのため明確なコンセプトやストーリー性が非常に重要で、その数秒に確実にイメージを植え付けられるようなスタイリングが望ましいのです。例えば、何かの趣味をイメージしてコーデを組みます。

 

釣りに行くシーンやボーリングに行く場面、あるいは温泉旅行に行く際の雰囲気をイメージしてコーデを準備すると、それを見た人は自分の探しているものやファッションのイメージが展示されているのを見て「これだ」と思うかもしれません。

 

そういった明確なコンセプトは、そのコーデが実際にどう役立つかを見せる展示場となります。

 

バリエーションを増やす

マネキン自体の数を増やしてコーデを展示するのも一つの方法です。複数帯にバリエーション豊かなカラーのコーデを着せたり、高さや大きさの変化を付けてより立体的に表現するのも良いでしょう。

 

きれいめとカジュアルで違いを出す、強調したいものを中央において左右は低い配置にするなどのディスプレイも効果的です。あるいは一か所に集めるのではなくフロア全体に置くことで、さらに躍動感やストーリー性を感じさせる配置にすることもよくあります。

 

いずれにしても、マネキンは重要なアイテムでありその影響力は非常に大きいものがあります。ぜひ具体的な場面を意識してコーデを組んでみましょう。

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