時には着物や和服コーディネートも必要
着物をコーディネートする
着物や和服のコーディネートを考えることも重要です。日本の文化を象徴する着物は奥が深く、合わせるものの素材や柄が非常に重要です。
着物の着付けとコーディネートを考えることができるとすれば、いざという時にも役立つ貴重なスキルとなるでしょう。
着物は日本の伝統的な服装でありながら、浴衣やより軽い装備も開発されるなど、いつも静かなブームを巻き起こしています。夏場には誰しも着る機会があるため、着物を着る習慣が今だに廃れずに残っているのも根強い愛着や人気を示しています。
着物をコーディネートするにあたって、まずは着物の正確な着付けを学ぶ必要があります。正式な着付けができて初めてコーディネートの土台が整います。
最近よく見られる軽くよりカジュアルな着付け、シーンに合わせた着物の選び方、そしてフォーマルな場面での礼装など、様々な場面での着付けを指導・提案できるようになる必要があります。
カジュアルで自由な和の装い
しかし、やはりルールで縛られずに自由に着物を楽しむスキルが重要視されており、近年でもその意外なカジュアルさや柔軟に合わせられる魅力が再発見されています。
そこで、着物のコーディネートにはカジュアルに楽しめるスキルも重要視されます。もちろん、フォーマルなシーンで着用する着物にはルールや伝統を守った着付けがふさわしいものです。
しかし普段から和服を楽しむ、より和の装いを知ってもらうためには難しく考える必要はありません。組み合わせのルールに厳しくある必要はないでしょう。
そのため、あくまで着付けの一般的な基礎を知り、それをベースに自由な着こなしを考案していく必要があります。
デザインを楽しむ
着物の色やデザインも重要です。和服らしい淡い色合いをつい選んでしまいそうになりますが、黄色やそれを含んだような色は野暮ったく古めかしい印象を与えてしまいます。
こういった使い方の難しい色を覚えておくことで、モダンな印象を出すための簡単なヒントを得られるでしょう。使いやすいのはやはり白と黒です。安定して引き締まって新しい印象を与えることが可能です。
着物というだけで街中では注目を集めてしまうものですが、もし周囲に溶け込むようなデザインが欲しい場合は全体無地の着物を、華やかに着物らしい感覚を楽しみたい場合は総柄のデザインを選ぶと良いでしょう。
無地の着物に総柄の帯を組み合わせてアクセントにすると、落ち着いている印象を与えながら野暮ったくならずに済みます。基礎の後は自分で考えてコーディネートを生み出す練習が重要です。
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