アパレルショップで生かせるコーデスキル
ちょっとした感性
コーデスキルにはファッションセンスが含まれます。当たり前のように聞こえますが、見た目の良さや好ましい相性などを感覚で見つけ出すにはセンスが求められます。
これは時に理論的なファッションのコーデを飛び越えることもあり、千差万別のファッションを生み出します。
手持ちのノンブランドのアイテムが非常におしゃれに見えたり、逆にファッションセンスがなければどんなブランド物も安っぽく見えてしまうということもあります。それほどちょっとしたセンスや感性で作るファッションは違いを生み出します。
定番のコーデもありますが、袖をまくるか否か、ボタンをいくつ外すか、シャツを出すか入れるかといった小さなことも自分で試しながら毎日を過ごす事で、センスを鍛えることが出来るでしょう。
スキルは常にトライアンドエラーから身に付くからです。
トレンドを取り入れる
トレンドをキャッチするアンテナも重要です。最新のスタイルや組み合わせを何も知らずにいてはコーデの幅が狭まってしまいます。
どんなものが人気を博しているか、どんな新しいスタイルが生み出されているかに敏感でいましょう。もちろん常に流行を追いかけるのは疲れるうえ、あまり後に残らないことでもあります。
しかし、流行を真似するのと取り入れるのは同じではありません。最新のトレンドに敏感で、見たものに自分のエッセンスを入れて取り入れるようにしましょう。
それによって、単に流行を追いかけるのではなく、その流れを汲んだ自分なりのスタイルを編み出せるようになるでしょう。
熱い想いは原動力となる
こういった自分で考えてコーデを生み出す訓練や真似ではなく上手く取り入れる感性も重要ですが、アパレルショップでもデザイン業でも、ファッションや服で着飾ることが好きという思いが最も重要な要素であったりします。
元も子もないように聞こえるかもしれませんが、コーデを学んだりデザイナーになる過程は決して楽なものではありません。スキルといいつつも感性やセンスが関係するこの分野は特にそうです。
しかし、自分がファッションが好きで人の喜ぶ顔を見たいという願いの強さが原動力となります。極論になりますが、自分が似合っていると信じて疑わない人のファッションは、誰がどれほど批判しようとその人のセンスは揺るぎません。
トレンドを追いつつより良いコーデを研究しつつ、しかし自分がファッションが好きでこの服を着こなしたいという思いを失わないようにしましょう。その確信がやがて人々の人気を得る土台となることもあります。
関連ページ
- よく重視されるシルエットとは?
- シルエットとは輪郭や外側のラインのことです。後ろから光を当てた時に浮かび上がる姿形で、どんなファッションにおいても共通する重要な要素です。どんなファッションでもシルエットが整っていれば様になって見えます。色合わせや素材の使い方がイマイチでも、シルエットを整えることで十分オシャレに見せることが可能です。
- ファッションの指導に資格は必要?
- ファッションに悩む方は、オシャレの理論を実際に当てはめるところで苦労されている様子が見られます。そういった微妙で本人も何が問題か分かりづらい部分を、ファッションの専門講座や専門講師が理論的に説明してくれると、服装をどのように組み立てていけばいいかが見えてくるでしょう。
- おしゃれの歴史と発展の豆知識
- 今回はジーンズの歴史を例に挙げましたが、現在でこそおしゃれの定番として全世界で人気を博すジーンズでさえ、最初は肉体労働者が愛用する頑丈なパンツに過ぎませんでした。当時の人たちは、そのおよそ50年後にはジーンズが一般の若者のファッションアイテムになるとは想像もしていなかったことでしょう。
- 直近100年のファッションの変化まとめ
- 1940年代にはアメリカン・ファッションの影響力が強くなります。クレア・マッカーデルというデザイナーが考案した、スポーツウェアをベースに動きやすくシンプルなスタイルが人気を博し、今でもそのスピリッツはアメリカのファッションスタイルに息づいています。有機的な曲線を描くクリスチャン・ディオールの“ニュールック”が一大センセーションを巻き起こしたのもこの頃でした。
- 注目度の高いパリコレとファッションの関係
- パリコレクション(以下パリコレ)は、ファッションブランドの新作を発表する一つのイベントです。しかし100年程の歴史しかなく、それ以前は今のようなファッションへの影響力はありませんでした。以前は貴族や王妃などがファッションリーダーであり、デザイナーや庶民の間での流行などは無いに等しいものだったからです。
- マネキンのコーディネートセットの作り方
- コーデをセットしたマネキンは、アパレル販売店で一二を争う重要なアイテムです。マネキンの持つ影響力はすさまじく、“マネキン買い”なる言葉があるほど購買意欲に影響します。そんなコーデを考える際に重要なのは、マネキンで表す目的です。単におしゃれなファッションを着せるだけでもそれなりの効果はありますが、マネキンのファッションが何らかのストーリーや明確なコンセプトを持っている方が、はるかに高い請求力を発揮します。
- マネキン買い率を倍にするコーディネート例
- マネキンをコーデするコツは「絞り」を入れることです。マネキンの着ている服がスタイリッシュに見えるのは、マネキンのスタイルが良いからだけではありません。絞りを入れることで、裏側を上手くまとめているのです。そのためコーデを考える際は、絞りを入れることで調節できることを覚えておいてください。
- 世間一般の人がかけられる1ヶ月の服飾費
- 洋服に費やす平均金額は男女で大きく異なるようです。20代の男性は平均一万円なのに対し、女性は平均二万円程度です。男性は一年に二、三回、三万円程度の買い物をして着回すという傾向があるようですが、女性の場合は毎月コンスタントに二万円かけているという調査結果があります。
- 子どものファッションデザインで欠かせないこと
- 子どものファッションに関係して注意すべきなのは、安全性です。衣服に端を発する事故が意外なほど多く起きています。ひもやリボンが絡まった、フードが引っかかったなどが原因で転倒や宙づりなどの事例が多く報告されています。日本では重大な事故はそれほど起きていませんが、外国では服が原因の死亡事故も数多く見られます。特に危険なのはひもやフードが引っかかることです。