子どものファッションデザインで欠かせないこと
安全性に考慮する
子どものファッションに関係して注意すべきなのは、安全性です。衣服に端を発する事故が意外なほど多く起きています。
ひもやリボンが絡まった、フードが引っかかったなどが原因で転倒や宙づりなどの事例が多く報告されています。日本では重大な事故はそれほど起きていませんが、外国では服が原因の死亡事故も数多く見られます。
特に危険なのはひもやフードが引っかかることです。首周りのひもが引っかかって滑り台で首が絞めつけられた、あるいはブランコの鎖に引っ掛かって転倒や頭にブランコが直撃した等の事例が報告されています。
ウエストのひもが自転車の車輪に絡んだり、自家用車やスクールバスのドアに引っ掛かった、エレベーターのドアに絡んで緊急停止した等も珍しくはないようです。
シンプルさが一番
子ども用の服をデザインする場合、安全性を考慮したり事故の危険性を減らすことを考えてデザインするのも一つの方法です。装飾は確かにおしゃれでミニマリズムを取り入れたように見えるかもしれません。
しかし余計な装飾は事故を増やす可能性を高めてしまいます。最近ではおしゃれな子供服を望む家庭も多いのですが、安全性は気遣いや優しさと結びつきます。
子供服のデザインにはフードやひもを多用しないようにするのも良いでしょう。あるいはそれがブランディングを進めていくうえで重要な特徴になるかもしれません。
手持ちの服が心配な場合は、ひもを抜いたり短く切る、適度な長さで縫い付けてしまって出しろを短くするなどの方法を取ると良いでしょう。
興味深いことに、このひもによる事故は日本で頻発しているケースです。アメリカやヨーロッパなどではひもやファスナーなどに関する安全基準がしっかりしており、一度調べてみると参考になるかもしれません。
人気のリバーシブル
リバーシブルのデザインはいつも人気です。一着でお得に使いまわせる感覚が人気を呼んでいます。コートやジャンパーなどのアウターや、フリースジャケットなどは裏返しに違う素材やデザインを持ってきやすいものです。
あるいは女の子のスカートに裏地を仕込むなど、リバーシブルでどちらも見た目に映えるデザインを持ってくると、おしゃれで使い回しのしやすい服として認知されるようになるでしょう。
一般的にはユニクロや無印良品などのシンプルなデザインが人気なため、子供服に過剰な装飾を施すのは避けた方が良いでしょう。
そういったスタイルも根強く人気ではありますが、やはり大人っぽくおしゃれな服装が子どもの世界でも流行っています。
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